究極の声
究極の声「もう一週間経つんだねえ」「なにがだ?」「わたしとシャドウが一緒に暮らすようになって」「……そうか」「ふふ」「ハル?」「思い出し笑い。わたしが好きって言ったら、シャドウはじゃあ一緒に暮らそうって言ったの、おかしかったなって」「悪かっ…
究極の生活
究極の生活「。君は……不安じゃないのか」「ん?なにが?」「僕と一緒にいることが」「大好きな人と一緒にいるのに不安になんてならないよ」「君は、普通の人間だ。しかし僕は、」「針鼠だから?そんなの関係ないよ」「……」「わたしはシャドウが好きなんだ…
究極の焦燥
究極の焦燥「……」「シャドウ?どうしたの?」「ちょっとそこに座ってくれないか」「いいけど、なんで?」「とにかくだ」「よっと。これでいい?」「ああ」「それでどうし――(ぎゅ)シャドウ?」「。君が好きだ」「あ、え、突然どうしたの」「黙っていろ」…
究極の選択
究極の選択「っは、っはあ、はあ……やっと、見つけた」「、どうしてここが」「シャドウが行きそうなところ、ぜんぶ、見てきた。自分の足で、走って」「……」「ねえ、どうして?どうして、わかれる、なんて、書きおき」「……」「っう、わたし、が、人間だか…
究極の愛
究極の愛(……朝、か)「……ん」「?」「……」(まだ寝ているか。無理もないな。……それにしても)「……」(こんなに近くで彼女の寝顔を見られるとは)「……んぅ」(少しだけなら……)ちゅ「……」(……起きない。ならもう一度……)ちゅう「……」「…