少女漫画のインサイド ---前回のつづき 何がどうしてこうなった。ひたすらタオルや飲み物を配り歩き、進行を確認しながらふと思う。 やたら長い車がうちの前に止まったのがつい数時間前の朝。その中からまごうことなき跡部様のお姿が参上し、呆然とする私に眉をひそめて「メー… 2023-01-18テニス短編跡部景吾
少女漫画のアウトサイド 「ないわー」 思わず口にした瞬間、ガチャッと生徒会室のドアが開き、入ってきたのは我らが王様、跡部景吾様だった。「……何がねえんだよ。アーン?」 案の定誤解した跡部様は、思い切り私を睨みつけた。美人が怖い顔すると迫力倍増だから勘弁してほしい。… 2023-01-18テニス短編跡部景吾