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	<title>長曽祢虎徹 &#8211; 揺れる</title>
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	<title>長曽祢虎徹 &#8211; 揺れる</title>
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		<title>午前6時のシンデレラ</title>
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		<pubDate>Mon, 05 Jan 2026 06:25:20 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[好きなひと夢にみる　／ほのぼの]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>　ぶわ、と顔があつくなる。</p>



<p>「、ごめん」</p>



<p>　そう言って私は、目の前でぽかんとしている長曽祢さんに背を向けて、足早にその場を去った。</p>



<p>　秘めておくつもりだった。<br>　誰にも言うつもりもなかった。<br>　ずっとずっと胸の奥底で、大事に仕舞っておくつもりだった。<br>　<br>　どうして言ってしまったんだ。</p>



<p>　夢を見た。恋焦がれているあのひとが、私に向かって『好きだ』と言ってくれた。嬉しくて、嬉しすぎて涙が出てきたのをあのひとは優しく拭ってくれた。長曽祢さん。うちの本丸に顕現してから、初めて見たときから、今でもずっと好きなひと。<br>　幸せな夢だった。だけど同時に、ひどい罪悪感も覚えた。あっちは私のことを主としてしか見ていない。そもそもそんなに接点もない。当たり前だ、部下への恋心なんて迷惑でしかないから自分から遠ざけた。<br>　なのにどうして、ああ、今日に限って。<br>　目が覚めて、幸福を噛み締めて、部屋を出たら長曽祢さんに会って。まだ寝ぼけてたに違いない、「好き、私も」なんて。<br>　彼の顔を見ただろう。いきなりそんなことを言われて、唖然としていた。金色の瞳が見開かれ、真っ直ぐ私を射抜くみたいに。<br>　どうしよう、どうしよう！<br>　がむしゃらに歩き続けた先は廊下の行き止まり。納戸がひとつあるだけだ。いっそここに閉じこもってしまおうか、そんなことさえ考えながら納戸に手を付いて深くため息を吐いた。</p>



<p>「待ってくれ」</p>



<p>　頭上から降ってくるのは。いつも遠くで聞いていたあの声。凛々しくて、でも優しくもあって。やんちゃな弟も血気の多い新選組も、ひと声でおさまってしまうほど、落ち着いた声。</p>



<p>「……まさかと思うが、ここに隠れる気じゃないよな」</p>



<p>　とん、と納戸にかかる手がもう一つ。私の隣に並ぶそれは、一回りも二回りも大きくて、性別の違いをありありと浮き彫りにした。</p>



<p>「あ、あの」</p>



<p>「……違うよな？」</p>



<p>　どうしてだろう。<br>　いつも凛々しい声が。逞しい腕が。<br>　なんだか弱々しく見える。</p>



<p>「か、隠れません」</p>



<p>「そう、か」</p>



<p>　やっとの思いで答えると、彼は本当に安堵したように息を吐いた。</p>



<p>「隠れないなら、聞いてくれるか」</p>



<p>　心臓が跳ねる。断罪される囚人のような心地になり、ぎゅっと目を閉じた。<br>　――そのとき私の手の上から、ひどく熱いものがそうっと重なった。</p>



<p>「好き、というのは。おれが想像しているもので間違いないだろうか」</p>



<p>　ひどく熱くて、それでいて、少し震えていた。<br>　ゆっくりと目を開けて、それから長曽祢さんを見上げた。彼は、まるで迷子の子どものように眉を寄せて、今にも泣き出しそうにも見えた。</p>



<p>「……長曽祢さんが想像してる、って、どういう『好き』ですか」</p>



<p>　ほんの少し。ほんの少しだけ、踏み込んでも許される気がして。</p>



<p>「……あんたは存外、意地が悪いんだな」</p>



<p>　手をついていないほうの手で、長曽祢さんは後ろ頭をがりがりとかく。気まずそうにしている様子が、さっきの私と逆になっていて、なんだかおかしくなる。</p>



<p>「そういう長曽祢さんは、少し子どもっぽいです」</p>



<p>「……こういうおれは、嫌いか」</p>



<p>　私はついに耐えきれず、ふふっと笑ってこう言った。</p>



<p>「好きですよ。ずっと、ずっと前から。私は――」</p>



<p>　夢の続きはもう見ない。ここから先は――</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>計画的昼寝</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ngr]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 18 Jul 2025 11:32:53 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[昼寝は計画的に。 / ほのぼの]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>（……珍しい）</p>



<p>　目の前の光景を見て、そんな独り言が頭に浮かんだ。</p>



<p>　ある日の昼下がりのこと。長曽祢さんに用事があったことを思い出し、ひと伝てに長曽祢さんの居場所を聞くと私室にいるとのことだったので呼びかけたのだが返事がなく、そうっと障子を開けたら、そこには座布団を枕に昼寝をしている長曽祢さんがいたのだった。<br>　私から長曽祢さんへの印象としては。<br>　あまり喋らないけど物事を着実にこなし、常に背筋をぴっと伸ばしている隙のないひと。そんなひとが、無防備に、しかも私が声をかけても起きないほど深く眠っているというのだから、本当に珍しいことがあるものだとついしげしげと眺めてしまう。</p>



<p>（大きいな）</p>



<p>　できるだけ足音を殺して、近づいてみる。立っているときも思うことだが、こうして横になっていてもその体格の良さを実感する。<br>　おもむろに、隣に寝転んでみる。自分などすっぽりと包まれそうな体格差だ。まあ、長曽祢さんを前にしたら大体の人はそうなるだろうけど。</p>



<p>「ううん」</p>



<p>　それまで仰向けになっていた長曽祢さんが、私のほうを向いた。起きたのか、と思ってびっくりしたが瞼は閉じられたままだったことにほっとする。</p>



<p>（……かっこいいなあ）</p>



<p>　正面から見るのは、初めてかもしれない。いつもは見上げてばかりだから。三日月さんや鶴丸さんみたいな美形とはまた違う、偉丈夫とか、凛々しさ、雄々しさといった言葉が似合うひとだと思っている。</p>



<p>　……だから、密かに、憧れている。</p>



<p>　この気持ちは誰にも言っていないし、表に出したこともない、はず。そもそも長曽祢さんとも上司と部下以上の会話をしたことがないし、近侍も任せたことはない。それよりも経歴からして部隊長の方が適任だと思ったのでそのようにして、それをほかの男士に疑問を持たれたこともない。<br>　……もっとも、これは私なりの線引きなのだけれど。<br>　そばにいて、どこかでばれるのが怖いから。<br>　気持ちがばれて、関係が壊れてしまうのが恐ろしいから。<br>　それよりは遠くから眺めて、時々話をするくらいで、私は十分幸せなのだ。</p>



<p>「……、」</p>



<p>　不意に。</p>



<p>「……！！」</p>



<p>　声を出さなかったのは、自分で自分を褒めたいと思った。<br>　長曽祢さんが、私をぎゅっと抱き込んで、そのまま、眠り続けている。<br>　ばくばくと心臓が鳴っている。顔も赤い。誰かに見られたらどうしよう。こんなところ見られたら誤解される。でも振り解いたら起きてしまうかも。そしたらなんて言い訳をすれば。<br>　ぐるぐると頭が混乱し続ける。だけど。</p>



<p>（……あったかい）</p>



<p>　刀剣男士の本質は、刀である。だけど今はひとの体を持っていて、私たちと同じように、ものを考え、手足を動かし、そして体温を持っている。</p>



<p>　そのことが今、どうしようもなく嬉しい。</p>



<p>　少しだけ、頭を長曽祢さんの胸に傾け、目を閉じる。少しだけ。ほんの少しだけでいい。この幸せな時間を自分だけのものにしたかった。</p>



<div style="height:323px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>「……？」</p>



<p>　ふと気がつくと、自分の部屋だった。自分の部屋というか、執務室にある仮眠用ベッドというか。</p>



<p>（……夢？）</p>



<p>　それは、そうか。</p>



<p>　あんな自分にとって都合の良い時間が、現実な訳がない。そう思った瞬間がくりと肩が落ち、ため息が溢れた。</p>



<p>「主、いるか」</p>



<p>　心臓がはねた。長曽祢さんの声がする。　</p>



<p>「は、はい。すみません寝てまして」</p>



<p>　どうぞと言って中に入ることを促すと、長曽祢さんはいつものように部屋の入り口あたりで話し始める。</p>



<p>「何度か声をかけたんだが、だいぶ深く寝ていたようだな」</p>



<p>「そのようです。お恥ずかしい……」</p>



<p>「いや、構わん。もうすぐ夕餉の時間だからな、呼びに来た」</p>



<p>「分かりました。わざわざありがとうございます」</p>



<p>　遠いな、さっきはあんなに近かったのにな。まぁ、それは夢の中の話だけれど。私と長曽祢さんとの距離は、最初から今までずっとこうだった。</p>



<p>「ああ、それと」</p>



<p>「なんですか？」</p>



<p>　長曽祢さんは、にやりと口角を上げた。</p>



<p>「あのとき実は起きていて、あんたをここに運んだのがおれだ、と言ったらあんたはどうする？」</p>



<p>「えっ」</p>



<p>「先に行っているぞ」</p>



<p>「えっまっ待って！　待ってください！！」</p>



<p>　慌ててベッドから飛び出して、つんのめりそうになりながらもあの広い背中を追いかける。</p>



<p>　ねえ。<br>　もう一度私がこの距離を埋めたら、あなたは振り返ってくれるかな。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>早く目が覚めた朝は</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ngr]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 12 Jan 2023 16:41:37 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[きみとはなしをしよう]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>　酷い悪夢だった。詳しいことは覚えていないが、大事にしていたものを壊される夢。気分が悪い。刀剣男士を預かっている身としては、なんて背筋がぞっとする内容なんだ。上体を起こして両手を握り、現実であることを確かめてもまだ胸のうちに気持ち悪さが消えなかった。<br />
　ふと時計を見ると、もう少し眠っていても問題なさそうな時間だった。けれど寝直すとさっきの悪夢の続きを見てしまいそうな気がして、それならいっそ起きてしまうほうが気も晴れるだろうと思った。<br />
　朝に動くのは、低血圧なのもあってあまり得意じゃない。本丸のみんなはそれを知っているのでわたしがこんなに早くから起きてきたらびっくりさせてしまうかも。そう思い、誰にも会わないようこっそり庭に出た。</p>
<p>「あ、」</p>
<p>「ん？」</p>
<p>　赤いジャージが視界に飛び込む。そこにいたのは長曽祢さんだった。そういえば彼は毎朝のランニングを日課にしていると聞いた気がする。うっすらと汗をかいているところから、帰ってきたところなのだろう。</p>
<p>「おはよう、主。随分早いなあ」</p>
<p>「あー、ちょっと、目が覚めちゃいまして」</p>
<p>　なんとなく気まずくて視線を迷わせがちになってしまう。それを見透かしてか、長曽祢さんは首元のタオルで汗を拭うとわたしに一歩近づいた。</p>
<p>「表情が暗いぞ。なにかあったか？」</p>
<p>　金色の瞳が心配そうに覗き込んでくる。わたしはどうも、この目に弱い。これでは逃げられそうにないと観念して、洗いざらい吐き出すことにした。</p>
<p>「ちょっと、嫌な夢を見てしまって……寝直そうかなーとも思ったんですけど、夢の続きを見てしまいそうで怖くて」</p>
<p>　言いながら、なんて子どもじみた理由なんだろうと赤面してしまう。彼らの主として頼りないところは見せたくはないのに。<br />
　すると長曽祢さんは、ふむ、と少し考えるそぶりを見せてから、</p>
<p>「それなら、おれと少し話でもしようか。気が紛れるだろう。眠くなったらおれが部屋まで運ぶ」</p>
<p>「え、で、でも」</p>
<p>「ん？ああ、もちろん汗は流してくるぞ？」</p>
<p>「そ、そうじゃなくて……」</p>
<p>　主としてそんなふうに甘えるのはどうかと思うし、自分の夢見が悪かっただけで手を煩わせるのが申し訳ない。<br />
　言い淀んでいると、長曽祢さんはあの金色の瞳を柔らかく細めてわたしの頭をぽんぽんと撫でた。</p>
<p>「いつも頑張っているのだから、こんな時くらい甘えてくれ」</p>
<p>　そうでなければ主を甘やかす機会なんてそうそうないからな、と、長曽祢さんがなぜか嬉しそうに言うので、結局わたしは絆されてしまい首を縦に振るのだった。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>長曽祢虎徹は狡い刀</title>
		<link>https://swingswing.echo.jp/works/%e9%95%b7%e6%9b%bd%e7%a5%a2%e8%99%8e%e5%be%b9%e3%81%af%e7%8b%a1%e3%81%84%e5%88%80/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ngr]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 12 Jan 2023 16:40:31 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[振り回されているのは果たしてどちら]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>「長曽祢さんは狡いなあ」</p>
<p>　何の前置きも、脈絡もない一言に、おれは渡された書類を検めるのも忘れて瞬きを数回繰り返した。言い放った当の主はなぜか不機嫌そうに目を細め、口を尖らせている。</p>
<p>「狡い？おれが？」</p>
<p>「そう。長曽祢さんが」</p>
<p>　意図が読めない。おれは生来口がうまい方ではなく、感情の機微というものにも疎い。それが男女であればなおのことで、こればかりはいくら好き合ったもの同士でも未だ頭を悩ませた。<br />
　けれど主は理由なく他人を袖にしない。であれば、知らずのうちにおれが何かしてしまったと考えるべきだろう。しかし思い当たる節がない。会話を思い返してみても仕事の話ばかりで、それも今しがた終わったばかりだった。<br />
　しばし考え込んでいると、主がふいと外方を向いた。</p>
<p>「長曽祢さんはさ」</p>
<p>「うん」</p>
<p>「平気なんだもん」</p>
<p>「……うん？」</p>
<p>「私はこんなにどきどきしてるのに」</p>
<p>　瞠目した。主の首が、耳が、真っ赤に染まっているのを見つけたからだ。</p>
<p>「仕事だけど、部屋にふたりっきりでいて、私はずっとどきどきしてるのに、長曽祢さんは平気な顔してるから……なんか、私ばっかり好きみたいで、」</p>
<p>　ずるい。<br />
　主のその言葉は、伸ばしたおれの腕のなかに消えた。部屋に入ったときから激流のように駆け巡るこの熱を、これからどうやって教え込んでやろうかと破顔しながら考えた。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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