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	<title>ファーストインプレッション &#8211; 揺れる</title>
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	<title>ファーストインプレッション &#8211; 揺れる</title>
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		<title>エンドレス・ラヴァー</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ngr]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 16 Jan 2023 07:19:10 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[エンドレス ラヴァー 　白い閃光の中、私は誰かに抱きかかえられていた。いつの間にか風も止み、辺りは静かになっている。恐る恐る目を開けると、私を抱き上げていたのは金色のハリネズミ。私には誰だかすぐに分かった。この眼差しや雰...  <a class="excerpt-read-more" href="https://swingswing.echo.jp/works/%e3%82%a8%e3%83%b3%e3%83%89%e3%83%ac%e3%82%b9%e3%83%bb%e3%83%a9%e3%83%b4%e3%82%a1%e3%83%bc/" title="続きを読むエンドレス・ラヴァー">続きを読む</a>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="first-title">エンドレス<br />
ラヴァー</div>
<p>　白い閃光の中、私は誰かに抱きかかえられていた。いつの間にか風も止み、辺りは静かになっている。恐る恐る目を開けると、私を抱き上げていたのは金色のハリネズミ。私には誰だかすぐに分かった。この眼差しや雰囲気は間違いなく彼のもの。</p>
<p>「シャドウ」</p>
<p>　シャドウは私を見ると、ふ、と笑った。初めて見る表情だ。</p>
<p>「まさか、こんなところまで追いかけてくるとはな」</p>
<p>「覚えてたんだ」</p>
<p>「当たり前だ。……こんなことに巻き込みたくはなかった」</p>
<p>　その時、私は女の子の言葉を思い出した。あの子が一体誰なのか、そもそも夢なのかも分からないけれど、あの子が語っていたのは間違いなく彼のことなのだ。</p>
<p>「シャドウ、私。あなたに言いたいことがあってここまで来たんだ」</p>
<p>「奇遇だな、僕も同じだ」</p>
<p>「じゃあ、先に言わせて」</p>
<p>「ああ」</p>
<p>　私は深呼吸してから、もう一度シャドウを見上げ、</p>
<p>「病院代払えやコノヤロォォォォ！！！！」</p>
<p>　渾身の右ストレートがシャドウの顔に命中した。</p>
<div style="height:100px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>
<p>「シャドウってさ。私のどこが良かったの？」</p>
<p>　昼下がりのカフェにて、ランチのパスタを食べながらふと思ったことを口にしてみた。シャドウは紅茶のカップを置いてしばらく逡巡した様子を見せると、</p>
<p>「僕にもよく分からん」</p>
<p>「なんだそれ」</p>
<p>「気が付いたら、頭から離れなくなっていた。君も同じなんだろう？」</p>
<p>　ふ、と柔らかく微笑まれ、気恥ずかしくなった私は視線を逸らす。あのとき初めて見た表情は時折見せてくれるのだが、なかなかどうして慣れないのだ。</p>
<p>「……そうだけど」</p>
<p>「素直じゃないな」</p>
<p>「うっさい」</p>
<p>　文句言うとか病院代とか、何だかんだと適当な理由を付けていただけで、根本的な思いはシャドウとずっと同じだった。まあ、シャドウが私をってのは全然気付かなかった……っていうか未だになんで私なんかをっていう思いすらあるんだけど、彼に言わせれば「お互い気持ちに嘘はないのだから気にするだけ無駄」らしい。それもそうだと思いつつ、意外に感覚で動くところもあるんだなと新たな発見。</p>
<p>「僕は君のほうが意外だったがな。全くそんな素振りもないどころか、顔に一発もらっている」</p>
<p>「ああーーそれはなんというか勢いあまってっていうか照れ隠しっていうかね！本当すいませんでした！！」</p>
<p>「君は頭が回る割にバカだ」</p>
<p>「褒めるのか貶すのかどっちかにしてくれ……」</p>
<p>「安心しろ。愛情表現だ」</p>
<p>「ますます分かんないわ！」</p>
<p>「何でもいいから早くしろ。映画の時間が迫っている」</p>
<p>「うっそ早く言ってよまだ食べ終わってすらないんだけど」</p>
<p>「残せばいいだろう」</p>
<p>「シャドウに払ってもらってんだからそれは嫌」</p>
<p>「……ハァ」</p>
<p>　なんでため息ついたんだ私変なこと言ったか？とツッコミを入れたくなったがパスタを咀嚼するのに忙しかったのでじっとシャドウを見ていた。シャドウは呆れた顔をしていたが、ほんの少し口角が上がっているのに多分気づいていないのだろう。</p>
<p>（どうやら最悪と最高は紙一重らしい）</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>ホワイト・メモリー</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ngr]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 16 Jan 2023 07:17:49 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[ホワイト メモリー 　かくして戦いの火蓋は切って落とされたわけで。私の目の前にあるでかいホールで、シャドウ、ソニック、そしてGUNが三つ巴となって激しい戦闘を繰り広げている。正直シャドウとソニックはまるで見えないが、振動...  <a class="excerpt-read-more" href="https://swingswing.echo.jp/works/%e3%83%9b%e3%83%af%e3%82%a4%e3%83%88%e3%83%bb%e3%83%a1%e3%83%a2%e3%83%aa%e3%83%bc/" title="続きを読むホワイト・メモリー">続きを読む</a>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="first-title">ホワイト<br />
メモリー</div>
<p>　かくして戦いの火蓋は切って落とされたわけで。私の目の前にあるでかいホールで、シャドウ、ソニック、そしてGUNが三つ巴となって激しい戦闘を繰り広げている。正直シャドウとソニックはまるで見えないが、振動や衝撃音でなんとなく位置を把握できる。……できたところで意味はないけど。<br />
　完全に私アウトオブ蚊帳だよなぁ……もう帰っていいんじゃないか？ここまできたらシャドウに文句だとか病院代とかバカバカしくなってきたぞ？などとボケーっとそれらを眺めていたら、</p>
<p>ずぶ</p>
<p>「！？」</p>
<p>　足元が、埋まった。悲鳴を上げる暇もなく檻がどんどん狭くなる。<br />
　飲み込まれる。<br />
　気づいたときにはもう遅い。私は檻……いや、ブラックドゥームの一部となった。</p>
<p>　――未登録名前！！</p>
<p>　最後に、誰かが私を呼ぶ声を、聞いた気がした。</p>
<div style="height:100px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>
<p>　――女の子がいる。金髪で、青い服を着た、優しそうな女の子。その子は、宇宙船のような場所から窓の外を眺めている。</p>
<p>「きれいな星」</p>
<p>　女の子が涼やかな声で言った。視線の先には、青くて丸い大きな惑星が見える。</p>
<p>「いつか、あそこへ行って、私の好きなひとたちと暮らすのが夢なのよ」</p>
<p>　夢。女の子の言う夢は、きっともう叶うことはないのだろう。</p>
<p>「私の好きなひとたち。みんな優しいから、私だけじゃなく、世界を守ろうと頑張ってる。……自分の世界は、顧みずに」</p>
<p>　女の子の視線が動く。真っ直ぐに前を向いて、そして柔らかく微笑んだ。<br />
　……誰に？そこに誰か、いる？</p>
<p>「あなたは彼の世界のひとつ。あなたは知らないかもしれない、でも、確かにそうなっているの。だから、どうか手を差し出して。あなたが求めるもののためにも」</p>
<p>　そう言って、女の子は手を差し伸べた。</p>
<p>「きっかけは、ちょっと変わってるかもしれないけれど。お話の始まりがみんなドラマチックだとは限らないのよね」</p>
<p>　それは確かにそう思う、と言いかけて、はたと気付いた。<br />
　「私」は今、どこにいる。何をしたい。何を望んでる。<br />
　私は、何のために、ここに来た？</p>
<p>「……ありがと。あやうく見失うとこだった」</p>
<p>　私は女の子の手を、ぎゅっと握った。暖かくて柔らかで、安心する心地よさに目を閉じる。</p>
<p>「私、行くね。私がしたいことのために」</p>
<p>　瞬間、まるで突風が吹いたように身体が引っ張られ、荒れ狂う嵐の中を舞うような感覚を覚えた。あまりの衝撃で目を開けられないが、手にはまだ暖かな感触がある。決して離してはいけない、そんな風に思って強く握ると、そのまま強く腕を引かれる。そして、辺りに閃光が満ちた。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>ダブル・アクション</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ngr]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 16 Jan 2023 07:16:39 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[ダブル アクション 「……何故、ここにいる」 　そう言ったのは、目玉ではなく。 　私の前でしかめっ面をしているシャドウだった。 「それこそ私が聞きたいんだけど……」 「帰れ。即刻帰れ」 「帰れるもんならとっくに帰ってるわ...  <a class="excerpt-read-more" href="https://swingswing.echo.jp/works/%e3%83%80%e3%83%96%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%82%a2%e3%82%af%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3/" title="続きを読むダブル・アクション">続きを読む</a>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="first-title">ダブル<br />
アクション</div>
<p>「……何故、ここにいる」</p>
<p>　そう言ったのは、目玉ではなく。<br />
　私の前でしかめっ面をしているシャドウだった。</p>
<p>「それこそ私が聞きたいんだけど……」</p>
<p>「帰れ。即刻帰れ」</p>
<p>「帰れるもんならとっくに帰ってるわ！」</p>
<p>　こいつ状況見えてないのか！どっからどー見ても捕まってるでしょうに！<br />
　そんなやり取りをしていると、目玉……シャドウがブラックドゥームって言ったからそういう名前なんだろう、そいつがまたくつくつ笑った。</p>
<p>「シャドウ……余程気にかかるらしいな」</p>
<p>　気にかかる？何が？そう尋ねようとしたが、シャドウがいきなりブラックドゥームに向かって蹴りを入れたので呑み込んだ。なんという速さ。影というか残像というか、そんなようなものが一瞬チラついただけで全く見えなかった。<br />
　その時私は遺跡で見た光景を思い出した。軍も、黒い奴らも、等しく破壊し尽くされた光景。そうか、あれはシャドウが。</p>
<p>「気にかかる？何の話だ。僕はこいつのことなど知らん」</p>
<p>　初対面じゃないっつーのに……というツッコミを心に押し留め、蹴られたブラックドゥームを見る。と、そこには影も形もない。</p>
<p>「まあいい」</p>
<p>　声は、すぐ後ろで。</p>
<p>「っ！？」</p>
<p>「知らぬというなら、この女を今すぐ殺すだけだ」</p>
<p>　瞬間、掴んでいた格子がぐにゃりと変形して私の腕に絡みついた。慌てて振りほどこうにも全くビクともしない……っていうか、やっぱこの檻生き物そのものかー！？</p>
<p>「シャドウ！！」</p>
<p>　伸びた触手が私の首に絡む寸前、誰かの叫び声がした。呼ばれたシャドウも、ブラックドゥームでさえも、声の主を見やった。つられて私もそちらを見れば、見知った青いハリネズミ、ソニックと……何故かGUNのエンブレム入りの機械兵器が並んでいるではないか。<br />
　ソニックは檻に入った私を見つけると一瞬驚いた顔をして、</p>
<p>「……シャドウ！！何故そいつらの味方をする！」</p>
<p>　おもいっきり勘違いした。</p>
<p>「い、いやっこれにはワケがあって……っていうかシャドウじゃなくてあのね！」</p>
<p>　一生懸命訂正するなか、シャドウはつかつかとソニックに歩み寄った。</p>
<p>「何故？……ソニック、僕は貴様が気に食わないだけだ！」</p>
<p>　ンなバカな！<br />
　頭を抱えたくなったが腕はまだ捕らわれたままなので、とりあえず地団駄踏んでソニックにツッコミを期待したのだが、</p>
<p>「そいつは分かりやすくていいねえ。……じゃあやるか！！」</p>
<p>「私の立場は！？」</p>
<p>　叫びも虚しく、二人は体を丸めてその場で交戦を始める。GUNの機体もそれにならってシャドウを追い始めたのだった。本当に、私の立場とは一体……。<br />
　呆然としていたせいで、私は、背後の目玉が楽しげに歪むのに、気づかなかった。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>ブラック・インシデント</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ngr]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 16 Jan 2023 07:15:46 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[ブラック インシデント 　……どこだここ。 　気がついたら檻の中にいた。檻っていうか、なんていったらいいのか……とにかくめちゃくちゃ気持ち悪い場所だった。床から天井から生暖かくぶよぶよとしていて、時折生き物のようにうごめ...  <a class="excerpt-read-more" href="https://swingswing.echo.jp/works/%e3%83%96%e3%83%a9%e3%83%83%e3%82%af%e3%83%bb%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%87%e3%83%b3%e3%83%88/" title="続きを読むブラック・インシデント">続きを読む</a>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="first-title">ブラック<br />
インシデント</div>
<p>　……どこだここ。<br />
　気がついたら檻の中にいた。檻っていうか、なんていったらいいのか……とにかくめちゃくちゃ気持ち悪い場所だった。床から天井から生暖かくぶよぶよとしていて、時折生き物のようにうごめいている。試しに格子に触れてみるとドクドクという感触がした。気持ち悪さをぐっと抑えて押したり引いたりしてみるが、格子と檻の繋ぎ目が一切ないせいかビクともしない。この檻が一つの生き物のようだ。格子の間から外を覗き込むと……薄暗いせいでよく見えないが、外ではなく広いドーム型の屋内で、そこもまたこの檻と同じような材質で出来ているようだった。出入り口が一つしかないところを見ると、ここが最奥なんだろう。<br />
　なんでこんなことに、というのは、心当たりはある。っていうかソレしか考えられない。だからあまり混乱もせず冷静でいられたんだと思った。</p>
<p>「目覚めたようだな」</p>
<p>　地の底から湧き上がるような低い声。格子から離れると、ヒトデのような黒い物体がすうと現れた。中央にある黄色い一つ目が笑うように歪む。</p>
<p>「……私をダシにする気？」</p>
<p>　あのタイミングでこの状況、どうせコイツはブラックドゥームの一味で、私を人質にしたってところなんだろう。ソニックたちの中で一番戦えないから。</p>
<p>「ほう、飲み込みが早い。ならば分かるだろう。貴様はカオスエメラルドと引き換えだ。大人しくしていれば手荒なことはしない」</p>
<p>　まあ、そう言うからにはソニックたちが来るまでは殺されないんだろう。五体満足かどうか聞きたいところだけどコワイからあえて黙っとく。他にも聞きたいことあるし。</p>
<p>「ねえ……あの宇宙船に入り込めたんなら、わざわざこんな回りくどいことする必要あったの？」</p>
<p>　ブラックアームズの狙いはカオスエメラルドだと聞いた。それならわざわざ私をさらってこなくても、あの宇宙船からエメラルドだけ抜き取るなんて楽勝だと思うんだけど。<br />
　すると目玉は、</p>
<p>「何を言っている」</p>
<p>「へ？」</p>
<p>「あの船に用はない。用があるのは貴様だ」</p>
<p>「……へ？」</p>
<p>「なにか勘違いしているようだな。青いハリネズミどもはエメラルドを持っていない。今所持しているのは、我々と、シャドウだけだ」</p>
<p>　……いや、ちょっと待てよ。ますますワケ分かんなくなってきたんだけど。ちょっと整理しようそれがいい。そういえばソニックたちはエメラルドを持ってるって話はしてなかったな。それは分かった。で、ブラックアームズはシャドウが持ってるエメラルドが欲しいんだよね、うん。だから、私がさらわれて……って、</p>
<p>「まるで意味が分からないんですけど！？」</p>
<p>　ひょっとしたら私がシャドウの知り合いだからかもしれないけど、シャドウと私の接点なんか無いに等しい。おまけにあの性格の持ち主が人質ごときでエメラルドを渡すとは到底思えない。この目玉のほうがシャドウと因縁ありそうなのに（何せ人質とってゆすろうとしてるくらいだし）、それが分からないはずがないだろう。</p>
<p>「……成る程な、そういうことか」</p>
<p>　目玉は喉の奥でくつくつ笑い（そういやどうやって声出してんだ）、また意味不明なことを言い出した。</p>
<p>「貴様はシャドウをよく知らんのだな？」</p>
<p>「そうだけど」</p>
<p>「ならば、ますます貴様には利用価値がある」</p>
<p>「どーーしてそうなる！？」</p>
<p>　檻にしがみついて叫ぶと、一筋の風が吹き抜けた――かと思うと、</p>
<p>「ブラックドゥーム！！」</p>
<p>　一つの影が私の前に躍り出た。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>スペース・ロスト</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ngr]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 16 Jan 2023 07:14:47 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[スペース ロスト 　私は今宇宙にいる。いや比喩でもなんでもなく、宇宙船に乗って宇宙からあの青い星を眺めているのだ。平々凡々に生きていた私がこんな一大スペクタクルに巻き込まれるだなんて……人生って何が起こるか分からないもん...  <a class="excerpt-read-more" href="https://swingswing.echo.jp/works/%e3%82%b9%e3%83%9a%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%83%bb%e3%83%ad%e3%82%b9%e3%83%88/" title="続きを読むスペース・ロスト">続きを読む</a>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="first-title">スペース<br />
ロスト</div>
<p>　私は今宇宙にいる。いや比喩でもなんでもなく、宇宙船に乗って宇宙からあの青い星を眺めているのだ。平々凡々に生きていた私がこんな一大スペクタクルに巻き込まれるだなんて……人生って何が起こるか分からないもんだなあ……。</p>
<p>「しっかし未登録名前、根性あるよな。シャドウを追いかけてあんなところまで来るなんてさ」</p>
<p>　隣にいた青いほうのハリネズミ、ソニックがからからと笑った。</p>
<p>「まあ……今考えるとちょっと無謀すぎたなーとは思うけどね」</p>
<p>「行動力はあって損はないぜ？」</p>
<p>「あはは、ソニックが言うとすごい説得力」</p>
<p>　深く頷くと、彼は「だろ？」と言って不敵に笑った。さすが世界の英雄ソニック・ザ・ヘッジホッグ。そういや遺跡じゃ慌てて気づかなかったけど、私超有名人と知り合ってしまったんだなあ……人生何が以下省略。<br />
　遺跡でシャドウを取り逃がした後、ソニックは「一緒に来るか？」と遊びに誘うような気安さで宇宙船に乗せてくれた。なんでも、黒いヤツらの本拠地がブラック彗星にあるらしく、そこのボスが奇跡を呼ぶ石カオスエメラルドを地球から持ち去った。シャドウはカオスエメラルドを集めているから、彗星に行けば必ずシャドウに会える、とのことだった。<br />
　私みたいな戦えない一般市民がそんなところに着いて行って大丈夫なのかと流石に不安になったが、宇宙船の持ち主であるテイルス君は「車が運転できるなら宇宙船も動かせるし、人手が増えるのはいいことだよ」などとアッサリ言ったし、ソニックのガールフレンドだというエミーも（ソニックは否定しまくってたけど）、女の子が増えるのは嬉しいと言うし、ナックルズには警戒されたけど、ソニックたちに押し切られる形ながらも認めてくれた。みんなそんなノリでいいんだろうか……私が言うことじゃない気もするけど。</p>
<p>「そういえば、テイルス君どっかで見たと思ったけど、あの子テレビ出てたよね。有名人の知り合いはやっぱり有名人？」</p>
<p>「やりたいことをしてたらいつの間にかそうなってたってだけさ。未登録名前もオレも、何も変わらないと思うぜ？」</p>
<p>「ひゃーっ！かっこいいなぁ、普通そんなセリフでないよ」</p>
<p>「そうかぁ？ま、かっこいいって言われて悪い気はしないけどな」</p>
<p>　うーん何という大物の余裕。シャドウもソニックぐらい寛容になってほしいもんだなあ。<br />
　なんて一人で感心していると、突然機体が大きく揺れた。</p>
<p>「敵襲だ！ブラックアームズだよ！」</p>
<p>　艦内放送に響き渡るテイルス君の声。ついに戦闘が始まったらしい。ソニックは私にモニタールームにいるエミーと行動しろと指示して、すごい速さでコックピットへ駆け出した。<br />
　言われた通りにモニタールームへ行こうとしたが、突然、体が動かなくなった。まるで石になったみたいに。</p>
<p>（え。なん、で）</p>
<p>　声を上げることさえままならない。冷や汗だけは出たらしく、生暖かい雫が頬を伝った。<br />
　どうしよう。なんで。どうして。だれか――</p>
<p>　やがて、私の意識はすうと遠のいていった。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>ルーイン・コンタクト</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ngr]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 16 Jan 2023 07:14:10 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[ルーイン コンタクト 「……すごい」 　やっとの思いで遺跡に辿り着いて、最初に出た言葉はそれしかなかった。 　テレビではGUNと交戦中と言われていたはずが、黒いやつらもGUNの姿も見当たらない。ただ遺跡や森に残った傷痕が...  <a class="excerpt-read-more" href="https://swingswing.echo.jp/works/%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%82%af%e3%83%88/" title="続きを読むルーイン・コンタクト">続きを読む</a>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="first-title">ルーイン<br />
コンタクト</div>
<p>「……すごい」</p>
<p>　やっとの思いで遺跡に辿り着いて、最初に出た言葉はそれしかなかった。<br />
　テレビではGUNと交戦中と言われていたはずが、黒いやつらもGUNの姿も見当たらない。ただ遺跡や森に残った傷痕が、どれほどの戦いだったのかを物語っていた。それは先に進めば進むほどに激しくなり、黒いヤツらの残したらしい卵のようなものやドロドロとした管が千切れたり破裂したりしている。っていうか、なんだろう……これ、GUNがやったのかな。それにしちゃあ随分派手にぶっ壊すんだなあ。この遺跡って価値あるものって言ってなかったっけ？<br />
　後先考えずに飛び出したものの、この惨状を見て後悔し始める。戦いだとか全く無縁に生きてきた私が、この中に飛び込んで生きていられる訳がない。それにGUNが引き上げていなかったら、入り込むことさえかなわなかった筈だ。<br />
　が！ここまで来た以上後に引くなんてかっこ悪すぎる！こうなったら絶対にあのハリネズミの情報を掴んでみせる！！</p>
<p>「……あ！！」</p>
<p>　歩き回って疲れてきた頃合い、ようやく誰かの影を見つけた。しかもあれは、目的のハリネズミじゃないか！？いやでも今にも走り出しそう！！</p>
<p>「ちょ、待てーーーーい！！！！」</p>
<p>　声の限り叫びながら走り、ハリネズミの腕を思いっきり掴んだ。……あれ、なんか青い？</p>
<p>「What!? 女の子！？」</p>
<p>「あれ！？人違い！？」</p>
<p>　人違いっていうかハリネズミ違い？こっちは体が青くて目の色がグリーン。すごくキレイなグリーンだなーっていや今はそんなことより！ここにあいつによく似たハリネズミがいるってことはつまりそういうことなんじゃないだろうか！？</p>
<p>「ねえあなた！！ここで黒いハリネズミ見なかった！？あなたにすっごい似てるの！！」</p>
<p>「Ah&#8230;もしかしてシャドウのことか？」</p>
<p>「名前は分かんない！！でも多分そう！！」</p>
<p>「っていうと、アイツのことだな」</p>
<p>　青いハリネズミが指差した先、つまり私の背後を向けば。</p>
<p>「……何を騒いでいる。鬱陶しい」</p>
<p>「ああーーいたーーーーー！？！？！？」</p>
<p>「鬱陶しいと言っている！」</p>
<p>　私が探していたあのハリネズミが、ようやく姿を現した。</p>
<p>「シャドウ、お前に用があるらしいぜ」</p>
<p>　促され、シャドウと呼ばれたハリネズミが私に視線を投げた。<br />
　そして逸らした。</p>
<p>「ちょっ無視か！！」</p>
<p>「僕は君のことなど知らん」</p>
<p>「はあああああ！？っておい、どこ行くんだこらー！！」</p>
<p>　叫び声虚しく、シャドウはものっすごいスピードで走り抜けて行ってしまった。ああっせっかく捕まえられたと思ったのにーーっ！！</p>
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		<title>ファインド・ラン</title>
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		<pubDate>Mon, 16 Jan 2023 07:10:03 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[ファインド ラン 「本日のニュースです。昨夜、全世界指名手配中のドクター・エッグマンが建設したサーカスパークを取り壊したヒーロー、マイルス・パウアー氏の……」 　朝。ウェストポリスが復旧するまで政府から支給されたアパート...  <a class="excerpt-read-more" href="https://swingswing.echo.jp/works/%e3%83%95%e3%82%a1%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e3%83%bb%e3%83%a9%e3%83%b3/" title="続きを読むファインド・ラン">続きを読む</a>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="first-title">ファインド<br />
ラン</div>
<p>「本日のニュースです。昨夜、全世界指名手配中のドクター・エッグマンが建設したサーカスパークを取り壊したヒーロー、マイルス・パウアー氏の……」</p>
<p>　朝。ウェストポリスが復旧するまで政府から支給されたアパートでトーストをかじっていると、テレビからそんなニュースが流れ込んできた。<br />
　ドクター・エッグマンといえば世界各地で悪さしている大悪党だけど、今回はあの黒いヤツらと関係あるのだろうか。映像ではいかにも関係なさそうな遊園地みたいな場所が映っているけど。それにしてもすごいなぁ、あのキツネ君。まだ８歳だってのに自分で飛行機飛ばしてたりエッグマンと戦ったりだとか。元いた国でも話は聞いてたけど実際こうして見ると凄すぎてまるで現実味がないや。現実味といえば、そもそもウェストポリスが壊滅したのだってまるで夢の中みたいに信じられ――ああいや、それはないな。うん。だって痛かったしっていうか、あのハリネズミから受けた仕打ちをはらすまでは夢であってたまるか！！だってあの後全然鼻血止まらなくて、病院行ったら軟骨骨折しかけてたって言われたんだからね！病院代くらい請求したってバチはあたらんはずだ。<br />
　……とはいっても、名前も住んでる場所も分からない相手を、どうやって探せばいいのやら仕事はしばらく休みだからちょこちょこ街には出ているものの、あっちこっちが封鎖されてたり店もやってないしで全然動き回れな――</p>
<p>「――こちらが遺跡発見時の映像です」</p>
<p>　ぼうっと見ていた映像に。<br />
　私はある影を見つけた。<br />
　黒い影。<br />
　あれは、ゼッタイ、間違いない。</p>
<p>「あのときのハリネズミ……！！」</p>
<p>　映し出されていたのは、最近発見された遺跡に黒の集団が襲撃している様子。GUNと交戦中とのアナウンスがされている。<br />
　私がやることは一つしかない。小さなサイフと携帯だけをひっつかんで上着に押し込み、車――はなかったんだった。電車……も動いてない。ああもうこーなったら自転車でいいわ！幸い行けない距離じゃないし！<br />
　とにかく、待ってろハリネズミーー！！</p>
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		<title>ハイウェイ・ダイブ</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ngr]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 16 Jan 2023 07:09:05 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[ハイウェイ ダイブ 　まるで映画か漫画のようだ。いやきっとそうに違いない。そうでなければ現実にこんなことが起こるわけがない。 　崩れ落ちたハイウェイの鉄骨にぶら下がるような事態が！ 　そもそも、あの空から降ってきた黒い奴...  <a class="excerpt-read-more" href="https://swingswing.echo.jp/works/%e3%83%8f%e3%82%a4%e3%82%a6%e3%82%a7%e3%82%a4%e3%83%bb%e3%83%80%e3%82%a4%e3%83%96/" title="続きを読むハイウェイ・ダイブ">続きを読む</a>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="first-title">ハイウェイ<br />
ダイブ</div>
<p>　まるで映画か漫画のようだ。いやきっとそうに違いない。そうでなければ現実にこんなことが起こるわけがない。<br />
　崩れ落ちたハイウェイの鉄骨にぶら下がるような事態が！<br />
　そもそも、あの空から降ってきた黒い奴らはなんなんだ。いきなりウェストポリス中を破壊してまわって、おかげで出先だった私は避難が遅れてごらんの有様。車も大破、絶賛炎上中だ。……そういえばこの場合、保険降りるよね？私のせいじゃないし？降りなきゃあの黒い奴らに請求するぞ？ってそんなことはどうでもいい。</p>
<p>「……手が痺れてきた」</p>
<p>　ああ私、こんなところで終わっちゃうのか。引っ越してきたばかりで、楽しい一人暮らしの始まり始まりだったはずなのに、間抜けにも逃げ遅れて誰にも知られず地面と一体化……想像しただけで気持ち悪っ！<br />
　ああもう誰か！誰かいないの！？誰でもいいから助け――</p>
<p>「え」</p>
<p>　本当に、突然だった。<br />
　私の体は宙に浮き、誰かと視線がかち合った。<br />
　黒い。でも、あの黒い奴らとは少し違う。私より少し背の低い、黒いハリネズミが、私の腕を片手で引き上げていたのだ。</p>
<p>「え、あ、ありがぶっふぇ！！！！」</p>
<p>　そしてそのままハイウェイに顔面ダイブ。<br />
　クラクラする頭を持ち上げると、もうそこに黒いハリネズミの姿はなかった。<br />
　痛いとか助かったとか、ここからどうやって降りようとか、色々考えることはあるけど、とりあえず今一番言いたいのは。</p>
<p>「あのハリネズミ、なんとしても探し出して……絶対に文句言ってやる！！！！」</p>
<p>　鼻血を抑えながら絶叫した。</p>
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