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	<title>日暮れの街に歌をうたう &#8211; 揺れる</title>
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		<title>くれないのキス</title>
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		<pubDate>Mon, 16 Jan 2023 07:25:04 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[くれないのキス 「っと、悪いな兄さん」 　夜、すでに馴染みとなった店のドアを開けようとしたところ店から出てきた男とぶつかりかける。男は朗らかに笑うと俺に道を譲った。おそらくは常連か、こう気の良い奴ならアイツと気が合うだろ...  <a class="excerpt-read-more" href="https://swingswing.echo.jp/works/%e3%81%8f%e3%82%8c%e3%81%aa%e3%81%84%e3%81%ae%e3%82%ad%e3%82%b9/" title="続きを読むくれないのキス">続きを読む</a>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="title">
<h1>くれないのキス</h1>
</div>
<p>「っと、悪いな兄さん」</p>
<p>　夜、すでに馴染みとなった店のドアを開けようとしたところ店から出てきた男とぶつかりかける。男は朗らかに笑うと俺に道を譲った。おそらくは常連か、こう気の良い奴ならアイツと気が合うだろうなと思いながらドアをくぐり、そして硬直した。それを見た男は喉を鳴らし小さく笑う。</p>
<p>「未登録名前があの調子だからさ、あんた見ててやってくれ」</p>
<p>　返事をする間もなく、男は静かにドアを閉めた。俺は深々とため息をついて、カウンター席に座る。隣には、片腕を枕に眠りこける未登録名前の顔。<br />
　顔色を見るに酔っている訳ではなさそうだが、まるで起きる気配がない。これだけ近く、しかも先ほどまで客がいたというのに。……客？そう言えば男だった。しかも他に客はない。コイツ、こんな夜更けに男と二人でいて、しかも居眠りだと？<br />
　それに気がつくと、急に腹が立ってきた。人の気も知らないで安らかに眠る未登録名前をどうにか動揺させて思い知らせたい。なぜそんなことを考えたのかなど今はどうでもいい。<br />
　俺は女に顔を寄せ、その……</p>
<p>「……」</p>
<p>　頬に口付けた。</p>
<p>「……んへぇ？」</p>
<p>　ややあって、未登録名前が目を覚ました。</p>
<p>「お前、店をやる気はあるのか？」</p>
<p>「……んー、えー…………あっ、キミか。おそよう」</p>
<p>「……間抜け」</p>
<p>「ちょっいきなりなにさ！？」</p>
<p>「うるさい喚く暇があるなら酒の一杯でも寄越せまだ目が覚めないなら顔洗ってこいそれともひっ叩いてやろうか」</p>
<p>「うええぃ情報量多いな！？まぁいいや顔洗ってきまーす」</p>
<p>　洗面所に向かった未登録名前を見送ってから、俺は両手で顔を抑えた。<br />
　……何をやっているんだ、俺は。</p>
<div style="height:100px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>
<p>　ばたん、と洗面所のドアが閉まるとずるずる座り込んだ。</p>
<p>「……ひきょうだ」</p>
<p>　なにゆえ私が寝てるときに限ってそういうことをするかな、おかげで顔を洗い終えるまでまだしばらくかかりそうだ。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>名前と約束</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ngr]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 16 Jan 2023 07:24:17 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[名前と約束 「そういや、キミの名前を聞いていなかったよ」 　パンを買って女に渡すと、調理を始めたところでふと顔を上げた。こちらを見ながらでも手が止まらないのはさすがと言うべきか。 　に、してもその通りだ。今まで名乗る機会...  <a class="excerpt-read-more" href="https://swingswing.echo.jp/works/%e5%90%8d%e5%89%8d%e3%81%a8%e7%b4%84%e6%9d%9f/" title="続きを読む名前と約束">続きを読む</a>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="title">
<h1>名前と約束</h1>
</div>
<p>「そういや、キミの名前を聞いていなかったよ」</p>
<p>　パンを買って女に渡すと、調理を始めたところでふと顔を上げた。こちらを見ながらでも手が止まらないのはさすがと言うべきか。<br />
　に、してもその通りだ。今まで名乗る機会がなかった……いや、初めて会った時のことをこいつが覚えているのだとしたら、メディアで犯罪者と取りざたされているこの俺を警戒してよさそうものだが、一向にそんなそぶりを見せないところを省みると、おそらく気づいていないのだろう。なら、ここで馬鹿正直に名を名乗るのは得策ではない。</p>
<p>「ゼロだ」</p>
<p>「ほお、かっこよい名前だぁ」</p>
<p>　やはり気づいていないらしい。女はふにゃりと破顔して、自分の名を告げた。</p>
<p>「私は未登録名前っていうよ。改めてよろしくね」</p>
<p>「次があるか分からんぞ」</p>
<p>「いやぁそこは気まぐれ起こしていただかないと」</p>
<p>「……売り上げか」</p>
<p>「あたぼうよ」</p>
<p>「守銭奴」</p>
<p>「ちーがーいーまーすー」</p>
<p>　未登録名前は口を尖らせながらも作り終えたサンドウィッチとグリーンサラダ、コーンスープなどをカウンターに並べた。見た目は彩りよく美味そうに見える。こんな性格だが、カフェバーを経営しているだけはあるらしい。<br />
　サンドウィッチを口にして咀嚼していると、未登録名前がニヤニヤとこちらを見ていた。</p>
<p>「美味しい？」</p>
<p>「……まあな」</p>
<p>　なんとなく素直に賛辞できず曖昧な言い回しをしたが、未登録名前はそれで十分であるかのようにまた柔らかく笑う。</p>
<p>「そいつは何よりだ。……私さ」</p>
<p>　未登録名前はカウンターに寄りかかり、</p>
<p>「約束があるんだぁ。だからこのお店続けるの。そのためには、いっぱい稼がないとね」</p>
<p>「約束？」</p>
<p>「そう。だぁーいじな、約束」</p>
<p>　そこで言葉を切った。それ以上話す気はないらしく、鼻歌を交えながら調理器具を洗い始める。<br />
　大事な約束。その言葉を口にした時、未登録名前の表情は優しく、愛おしいものを見るかのように形を変えた。さほど長い付き合いではないが、それが滅多に見せるものでないことぐらい容易に想像できる。それほどまでに、約束が、それを交わした人物が、未登録名前にとって大事なものであるかがうかがい知れる。<br />
　その瞬間自分のなかのどこかに違和感が生まれたが、気づかないフリをして最後の一口を頬張った。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>再会の空</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ngr]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 16 Jan 2023 07:23:20 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[再会の空 　エッグマン軍の脅威は去った、とは言っても、街はまだまだ復興中。あっちこっちでトンカンやってるし、私のお店も完全とは言えない。そんな中で外食しようとか酒を飲もうっていうような酔狂はいないわけで、つまるところ、私...  <a class="excerpt-read-more" href="https://swingswing.echo.jp/works/%e5%86%8d%e4%bc%9a%e3%81%ae%e7%a9%ba/" title="続きを読む再会の空">続きを読む</a>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="title">
<h1>再会の空</h1>
</div>
<p>　エッグマン軍の脅威は去った、とは言っても、街はまだまだ復興中。あっちこっちでトンカンやってるし、私のお店も完全とは言えない。そんな中で外食しようとか酒を飲もうっていうような酔狂はいないわけで、つまるところ、私の暇はまだまだ続くっていうもんだ。<br />
　に、しても暇だ。昼となりゃぁ一人くらい酔狂がいてもいいと私は思うよ。まあ、こちらもそこまで余裕があるワケじゃないのだけれど。<br />
　なんて、取り留めもないことを考えてカウンターにぱたりと倒れてみれば、ドアががちゃりと開いた。どうせいつもの郵便配達員だろうと思い適当に返事をすると、</p>
<p>「待たせるな」</p>
<p>　跳ね起きた。カウンター席に座っていたのは、ここいらでは見たことないひとだった。黒い毛並みに左右で色の違う瞳。その瞳には私から見て左側に大きな傷がある。<br />
　きっと彼も、この戦いで傷ついたに違いない。</p>
<p>「おお、お客だ」</p>
<p>「店に客が来て違和感か」</p>
<p>「いやぁ滅相もない。でも、街まだこんなだし、仕入れも十分じゃないし、店だって狭いしさ。よく来てくれたねぇ」</p>
<p>「気が向いた。それだけだ」</p>
<p>　その言葉に、私は一つ笑みを零した。</p>
<p>「さて、ご注文は？」</p>
<p>「そうだな……と言うより何が出来るんだ」</p>
<p>「んー昼だから軽食？とすれば、サンドウィッチとか……あっでもパンがなかったや」</p>
<p>「それでよく店を開けたな……」</p>
<p>「いやちがくてですね。今日仕入れ予定だったん……いや本当だって！ウソだと思うならあっこの店でパン受け取ってきてよ！仕入れ先だから！」</p>
<p>「客を走らせる気かお前は！」</p>
<p>「やだねぇ助け合いでしょうが！こんな時なんだよ！」</p>
<p>　彼は思い切り苦虫を噛み潰したような顔をしてから、席を立つ。</p>
<p>「……入れるものを寄越せ」</p>
<p>「あら優しい」</p>
<p>「いいから早くしろ！」</p>
<p>　私は大きめの箱を彼に手渡し、その背中を見送って、</p>
<p>「そう言えばさ」</p>
<p>「なんだ」</p>
<p>「キミ、友達いない？」</p>
<p>「……」<br />
「ごめんて！そんな睨まなくっても」</p>
<p>「友達と呼べるかは不明だが」</p>
<p>　姿が扉の向こうに消える瞬間。</p>
<p>「つるむ奴らは、いる」</p>
<div style="height:80px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>
<p>「……そういうのを、友達と言うのではないのかな？」</p>
<p>　残った私はニヤける顔を抑えつつ、早速二人分の昼食の準備に取り掛かった。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>最初の歌</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ngr]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 16 Jan 2023 07:21:55 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[最初の歌 　陽が落ち、レジスタンスとエッグマン軍の交戦は明日に持ち越しとなった。建物はすでに破壊し尽くされ、辺りは不気味なほど静まりかえっている。こちらの勝利は確定したようなものだとほくそ笑みながら、廃墟と化した街を歩い...  <a class="excerpt-read-more" href="https://swingswing.echo.jp/works/%e6%9c%80%e5%88%9d%e3%81%ae%e6%ad%8c/" title="続きを読む最初の歌">続きを読む</a>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="title">
<h1>最初の歌</h1>
</div>
<p>　陽が落ち、レジスタンスとエッグマン軍の交戦は明日に持ち越しとなった。建物はすでに破壊し尽くされ、辺りは不気味なほど静まりかえっている。こちらの勝利は確定したようなものだとほくそ笑みながら、廃墟と化した街を歩いた。<br />
　そして違和感に気付く。<br />
　歌が聞こえる。かすかだが、聞き覚えのない声で、聞いたことのない歌が。<br />
　ロボットは歌など歌わない。とすればこれはレジスタンスか市街地の生き残りのもの。排除の対象に他ならない。</p>
<p>「明日ーこそーはー、目覚めーとー」</p>
<p>　だが、なぜか。</p>
<p>「砂よー道標ーにー、なーにーゆーえー……」</p>
<p>　辿り着くと、瓦礫の上で女が一人、歌っていた。悲しげな様子はない。楽しげですらあった。</p>
<p>「そこの、」</p>
<p>　女はくるりとこちらを向く。驚いたように目を見開いている。</p>
<p>「びっくりしたぁ、今の聴いてた？」</p>
<p>「……ああ」</p>
<p>「いやーお恥ずかしい。ていうか近所迷惑？でも、場所がないしなぁ」</p>
<p>「なぜ、こんな所で歌など」</p>
<p>「え？なぜって、ここが好きだから」</p>
<p>　女は、さも当然だというように答えてみせた。</p>
<p>「ここさ、私のお店なんだぁ。昼はカフェで夜はバーで。それなりに常連さんいて、時々ライブもやってね。対バンしたり、時々混じって歌ったりもしちゃって。ふふ、毎日楽しいんだぁ」</p>
<p>　女の口ぶりはまるで、その光景を目の前にしているかのようだった。足元にあるのは砕けたレンガやガラス片、原型のわからない器物しかないというのに。<br />
　俺は、非戦闘員でも容赦はしない。この世界を恐怖で埋め尽くすと、あの日からそう決めた。それなのに、俺は、この女を。</p>
<p>「キミもいつか遊びにおいでよ。昼でも夜でも歓迎するよ」</p>
<p>「ここには、何もないだろう」</p>
<p>「今はね。でも、またすぐできるよ。誰かの思いがある限り、なくなるものなんてないよ」</p>
<p>　一瞬、目が眩んだ気がした。仮面越しにもかかわらず、俺の脳裏には閃光が走り抜けた。<br />
　全て失ったと思っていた。俺にはこの赤い石しか残されてはいないと思っていた。その俺に、まだ何かあるというのか。あるとしたら、それは。</p>
<p>「だからさ、友だちたくさん引き連れておいでよ。そいでお店にお金落としてね」</p>
<p>「……」</p>
<p>「えっなにそのジト目。こっちだってタダでやってんじゃないのだよ」</p>
<p>「……馬鹿馬鹿しい。帰る」</p>
<p>「予約は三日前までにお願いよー」</p>
<p>「誰がするかッ！！」</p>
<p>　夜空に星が瞬き始める。その小さな一つ一つが、やけに明るく感ぜられた。</p>
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