ここまでお読みくださって、まことにありがとうございます。
もしかしたら、読者様のなかには、すでに『違和感』にお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。
最終話の最後の行をよくご覧ください。
そして、もう一度この長編のタイトルを思い出してください。
そうです。この物語には、まだ先があるのです。
ここで終われば、あるいは悲しくも美しい物語として終わることも出来ます。しかし、貴方様がこの先を観測したいとおっしゃるなら、もう少しだけお待ち下さい。
この物語は、『本』という形になって、初めて『対話』することができます。
作者にとって、ウェブ上での物語の公開は、作者のひとり語りのような気がしています。しかし、本という形にして、それを受け取る人がいて、そこで初めて交流・対話という形が生まれると思っています。
この物語を『モノローグ』で終わらせたくないと思ってくださるなら、ぜひとも『ダイアログ』にしていただけたら、と思います。
本の刊行はまだ未定ですが、筋書きはすでに私の中にあります。
『ダイアログ』になるまではしばらくかかりますが、それまでお待ちいただけると幸いです。
それではひとまず、一旦の終わりとさせていただきます。
ありがとうございました。