究極の生活

究極の生活

「未登録名前。君は……不安じゃないのか」

「ん?なにが?」

「僕と一緒にいることが」

「大好きな人と一緒にいるのに不安になんてならないよ」

「君は、普通の人間だ。しかし僕は、」

「針鼠だから?そんなの関係ないよ」

「……」

「わたしはシャドウが好きなんだもん」

「そう、か」

「それとも、シャドウはわたしが人間だといや?」

「そんなことはない!」

「あ、よかった。大丈夫って思ってたけど、頷かれたらどうしようってちょっと思っちゃった」

「僕は……」

「うん?」

「僕は、未登録名前が人間だろうとなんだろうと構わないんだ」

「うん。わたしもそう。なら、それでいいんじゃないかな」

(でも、そうじゃないんだ)